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子育てマンガじゃないけど、意外と子育てに役立つマンガ 面白くてタメになる!

こんな人にオススメの記事

困っている人
子育てマンガは飽きたから、普通のマンガが読みたいけどどうせなら子育てに役立つマンガを読みたい

3度の飯よりマンガが好きな私です。

子育てする前から子育てマンガを読んできましたが、子育てマンガと称していないマンガからでも子育てに役立つ情報は多いです。

矛盾しているようですが今回は、子育てマンガではないけど子育てに役立つマンガを紹介します。

 

高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで

 

普通の女子高生が徐々に強迫性障害、摂食障害になっていく。高校生のもつおを苦しめていたのは自分の中の「神様」だった。物を触らずにはいられない、自分の気になって食事ができない、同級生の視線が気になって学校へ行けない、家族や医師にさえ「神様」の秘密を秘密を打ち明けられない…。精神科に入院し一時は「死」を考えたもつおだったが、自分を見つめて認めること、本当にやりたい事を見つける事で回復に至るまでの道のりを描くコミックエッセイ。

こんな方におすすめ

  • 子どもが精神病になった時助けてあげたい
  • 精神病になった人の気持ちを理解したい

 

わたしの感想

本人も辛いが、家族もどうしたら良いか分からない気持ちがよく分かる。

もし自分の娘がこのような障害になった時、本人を責めたりせずちゃんと親身になってくれる病院を探しそうと思った。

主人公の父親は、泣きながら土下座をして「ご飯を食べてください」と言っている。一見子供想いのいい父親に見えるかもしれないが、これは自分の思いをぶつけているだけと思った。

そんな事言われても本人だってどうする事もできないのに。風邪をひいてる人に、土下座で「風邪を治してください」と言っているようなものだ。

家族がこのような状況にもしなった時、どうするべきか考えさせられる一冊。

 

息子がいじめの加害者に? 大原さんちの大ピンチ

 

ある日急に、自分の子どもがいじめの加害者だと言われたらあなたはどうしますか?いじめ騒動の当事者となった一家のサバイバルを描く実話漫画。神経症持ちのダンナさんがいろいろと手を回した所、被害者の児童の親御さんにも不審な点が出てきて…。

こんな方におすすめ

  • もし子どもがいじめの加害者になった時、どう立ち回ればいいのか知りたい
  • もし子どもがいじめの被害者になった時、どういう流れで訴えたら良いのか知りたい

わたしの感想

まず言っておきたいのは、このマンガをお手本とはしない方がいいかもしれません。この作者の行動が一番良い手だったかと問われると、まだ違う方法もあったのかなと思います。

だけど、このマンガは誰でもいじめの加害者になる可能性があるという事。

自分の正義感によって相手を傷つけてしまうことがあるという事。

賛否両論あると思いますが、私はこのマンガを読んで自分だったらどう行動するか?考えさせられるいいマンガだったと思います。

 

うちの息子はたぶんゲイ

 

夫は単身赴任中で、息子2人と母親の3人暮らし。ちょっと気になることは、息子の浩希の好きな人は男の人かもってこと。本人は隠そうとしているけど、周りから見たらバレバレ。愛情たっぷりの家族の物語。

こんな方におすすめ

  • 子どもがゲイやレズでも理解がある親でいたい
  • 家族仲が良いほんわかできるマンガが読みたい

わたしの感想

息子は隠しているつもりでもバレバレなのがかわいいです。

息子がセクシャリティで悩んでいる時にこの主人公のように、そっと見守り寄り添える親でありたいと感じました。

弟も多分兄がゲイだと気付きながらもそっとフォローを入れるところも温かい。

愛情が満ち溢れた心が温かくなる作品です。

 

毒親に育てられました 母から逃げて自分を取り戻すまで

 

祖父母に育てられていた子どものつつみの前にある日、母親が迎えに来る。派手な洋服を着た華やかな母と暮らすことになったつつみを待ち受けていたのは、母からの暴言、体罰、ネグレクト。地獄なような日々から、抜け出すためにつつみがとった方法とは…。

こんな方におすすめ

  • 毒親になりたくない人
  • 泣きたい人

わたしの感想

つつみが親に毒されていくシーンは本当辛いものがあり、私は一気に読むことができませんでした。

感情移入してしまい、もし私がつつみだったら生きていくことができなさそうで…。ちょっと読んでは間を置き、また自分が今は読んでも大丈夫って時にまた読み、を繰り返して読みました。

この本を読んで、もし周りに苦しんでいる子どもがいたら助けてあげたいと思ったし、子どもが危険になっているシグナルを察知してあげたいと感じました。毒親育ちでない方も是非読んでいただきたいです。

最終的に自分の親を「毒親」だと認知できたことで解決に向かっていきます。

続編が出るならまた読みたいです。

 

「子供を殺してください」という親たち

過度の教育圧力に潰れたエリートの息子、酒に溺れて親に刃物を向ける男、母親を奴隷扱いし、ゴミに埋もれて生活する娘…。現代社会の裏側に潜む家族の闇と病理を抉り、その先に光を当てる。様々なメディアで取り上げられた押川剛氏の衝撃のノンフィクションを完全漫画化。

こんな方におすすめ

  • 「子どもを殺してください」という親がどんな親なのか気になる
  • 子どもに死んで欲しいと思うまでに至った経緯を知りたい

わたしの感想

読んだ後に知って驚いたのが、このマンガがノンフィクションだという事。

実際にこのようなことが普通にあるという事。そして、これは氷山の一角にすぎないという事。人に相談しないだけでもっと日本中、いや世界中にこういう事があるんでしょうね。

これも上記の漫画と同じ毒親に育てられた人たちが、精神異常に至ったり犯罪者になったりしてしまうのだが、手に負えなくなった親たちが主人公に助けを求める。

助けを求める事で大きな事件になる前に、主人公が公的機関や病院などと連携して家族を救っている。

ニュースで取り上げられない家族間の悲惨な状況がまだこんなにあったのかと感じた。とても勉強になった。原作の方も読んでみたいと思いました。

 

ニトロちゃん~みんなと違う、発達障害の私~

アスペルガーなどの<発達障害>の存在が、まだあまり知られていなかった時代。協調性のない行動から、問題児というレッテルを貼られてしまうニトロちゃん。クラスメートばかりでなく、やがて先生からもひどいイジメを受けるが…。

こんな方におすすめ

  • 発達障害の子どもの気持ちを知りたい
  • 発達障害のことを知りたい

わたしの感想

ニトロちゃんが周りと違うことで精神的に追い詰められていく様子が本当に辛い。

当時、発達障害があまり認知されていなかったからといっても先生が生徒を殴るなんて、しかも鼓膜が破れるほどに…。

しかし、昔はこのような方は多く存在されていたのでしょうね。作者の半生を描かれているので、思い出してそれを漫画化にするのは辛かったのではないかと思います。

上手とは言えない絵ですが、すごく心に響く絵柄なのでこの作者さんの他の漫画も読んでしまいます。

もし自分の子どもが発達障害だったら…。もし自分の周りの人が発達障害だったら…。どんな対応をしてあげたら良いのかヒントがあると思います。

 


子育てマンガではないけど、子育てに役立つマンガ。意外と結構あるものです。

もし良ければ読んでみてくださいね。

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