こんな人にオススメの記事
- そろそろ子どもにおこづかいをあげようと思うけど、どのようにあげるべき?
- 年齢によっていくらぐらいあげる?
- おこづかいプログラムを始めようと思うけど、他の人はどんなやり方であげてるのか知りたい
小学生になると、そろそろお金の使い方を勉強してほしいし、おこづかいをあげようかなと考える方も多いと思います。
うちの上の子も小学2年生(7歳)になり、どうしようかと考えたところこのような本に出会いおこづかいを開始しました。
> 子どもにおこづかいをあげよう!/藍ひろ子/西村隆男/春原弥生
私が購入したのは、最新版ではなく古い方なのですが、一部マンガで説明されていて子どもでもわかりやすく説明しやすかったです。
もくじ
おこづかいをあげる利点
マネー教育ができる
子どもの時からお金で失敗したり悩んだりする事で、大人になってからのお金に関する失敗を減らす事ができます。大人になってからのお金の失敗は金額が大きいだけにこわいですよね。借金をして身を破滅させる事もあるかもしれません。
そうならないために、子どもの頃から小さな失敗をさせましょう。失敗といってもたかだか何百円です。お金の感覚を養う事でマネー教育にもなります。
「あれ買って」攻撃がなくなる
買い物に行くたびの「あれ買って!」がなくなります。自分が欲しいものを買うために、今あるお金で買えるのか?どれぐらい貯めれば買えるのか?自分で考える力を育めます。
おこづかいプログラムの利点
この本では子どもに家の仕事を引き受けてもらい、その責任に対しておこづかいを支払います。それを「おこづかいプログラム」と呼んでいます。
責任感が芽生える
決めた家の仕事をする事で責任感が生まれます。お手伝いではなく、自分が決めた仕事なので自分がやらないと他の人に迷惑がかかるかもしれません。
大人は外で仕事をして働いてお金を稼いでくるけど、子どもはまだ働く事が出来ないので家の中で仕事をするという感じです。
将来働くことの実体験が出来る
キッザニアをご存知でしょうか。あこがれの職業を体験でき、仕事をしたらキッザニア内で使えるお金をもらえます。そのお金をキッザニア内でお買い物したりサービスを受けられたりします。
そのキッザニアのようなことを家の中で体験できるのです。実際大人になると仕事が始まりますが、その予行練習が子どものうちからできることによって、大人になった時のギャップを少なくできると思います。
最初に決めた事、用意したもの
本に習い、まずはお父さんお母さん、そして子どもの三者でおこづかい会議を開きました。
話し合った内容は以下の通りです。
- 何の仕事をしたいか
- おこづかいをいくらにするか
- お金の使い方
何の仕事をしたいか、チェックシートを作成
簡単すぎると見合わないし、難しすぎるのも続かないので良くないです。
1番良いのは、やってもらって助かるし、子どもも好きな仕事。それが一番続けられるそう。
母は、洗濯物を畳むのが苦手なのでぜひともやってもらいたかったのですが、子どもも苦手だそうで却下されました。
そして決まった仕事内容がこちら。
仕事をやったかどうかわかるように仕事チェックシートを作りました。
本にチェックシートがあるので最初はそれをコピーして書き込んで作っていましたが、量が多くなったのでパソコンのエクセルのようなもの(Macのnumbers)で作成して、印刷して使っています。
内容は、
【朝】
- ザリガニ(とメダカ)のエサやり
- 植物の水やり
【いつでも】
- テーブルにお箸やお皿やコップを並べる(2回ごはんの前)
- 食べ終わったお皿やコップなどを下げる(2回ごはんの後)
- くつをキレイに並べる(気付いた時)
- 郵便物を郵便受けから取ってくる
- 帰ってから弟の面倒をみる(母がご飯を作ってる間)
【夜】
- 暗くなったらカーテンを閉める
- リビングを片付ける
- 月曜と木曜にオムツのゴミをゴミ袋に捨てる
【ボーナス】
洗濯物をたたむ(一人分25円)
細々した事が多いです。最初なので少し簡単ですが、やってもらうと確かに助かります。
チェックする事自体を忘れがちなので、シートを目につく玄関の扉に貼っています。
おこづかいをいくらにするか
本には、週に1回
年齢×100円
が目安と書いてあったので、7歳×100円=700円としました。
そうなると1ヶ月700×4=2800円となり、高いっ!と思って少し迷いましたが、子供と話し合い何が必要な買い物か予算を立ててこのひとまず金額となりました。
いくらにするかはご家庭の事情で変わりますので一概にいくらがいいとは言えませんが、欲しいものが買えて、必要な物も買えて、かつ貯金ができる金額であればいいと思います。
うちの子のおこづかい支出の内容は
- お菓子
- 文房具(えんぴつや消しゴムやノート)など学用品
- おもちゃ
今のところこれぐらいです。例えば学校で国語のノートを使い終わったから、新しく買わないといけない時はおこづかいから出してもらうようにしています。
ちなみに、今のところ親が出してあげている出費は
- 衣服代
- 習い事の月謝や、習い事で使う道具など
- 交通費
これらは子どもが大きくなるとともに、徐々におこづかいから出していってもらおうと考えています。(おこづかいの額も徐々に増やします)
お金の使い方を話し合う
毎週700円渡していると、すぐに使い切ってしまうことは目に見えています。
なので予算をざっくりと分けています。
- 「欲しいもの」のためのお金→お菓子やアクセサリーや欲しいだけの文房具等
- 「必要なもの」のためのお金→学校で使うノートやえんぴつ
- 短い間の貯金→誰かの誕生日プレゼントや定期的に買いたいもの
- 長い間の貯金→高いゲーム機やいつか欲しくなるであろう物のため
入れ物は100均で購入しました。(セリア)取っ手が付いていて取り出しやすいです。
うちでは、700円のうち400円は必ず100円ずつ箱に入れていってもらってます。残り300円は欲しいものに入れてもいいし、欲しいものがあって貯金に回したいのならそちらに入れても良いということにしています。そこは本人に任せています。
このように最初は色々と決め事や用意しないといけないので面倒なのですが、あとは決めた通りにしていくだけです。
おこづかいプログラムを半年続けてみた
最初ははりきって家のお仕事をしていたうちの子ですが、続けていくうちに仕事を忘れたり、チェックシートにチェックをし忘れていたりします…。仕事のことは本人に任せるつもりだったのですが、忘れていると結局私がやったりするのが嫌なので「○○はやったの?!」と口やかましく言ってしまいがちです…。
ここは1度お互い反省して、もう1度おこづかい会議を開こうと思います。出来ないなら、どうしてできないのか、何なら出来るのかを話し合いたいと思います。
現在はこんな感じでよくやってくれてる!とは言えない状況ですが、それでもこのおこづかいプログラムをやってみて良かったなと思います。お金の使い方や仕事の責任感が少しでもわかってくれているかな感じます。
おこづかいプログラムの最適年齢は5才から
できれば小学校入学までに始められたら良いそうですが、小学3年生までに始められたらベストだそうです。
これを逃してしまっても決して無駄ではないので、思い立ったらいつでも始めてみて良いのですができれば小学生のうちに始めた方が良いそうです。
小学生を過ぎてしまっても大丈夫。本には中学生、高校生、大学生のおこづかいの事についても書かれています。
本にはもっと詳しくおこづかいについて書かれていますので、気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。